2025年欧州化粧品規制の最新情報（4月）
2025年4月3日、EU消費者安全科学委員会（SCCS）は、ナノハイドロキシアパタイト（ナノHAP）に関する安全性評価案（SCCS/1677/25）を公開協議のために公表しました。 意見提出の締め切りは2025年5月30日です。
SCCS は、ハイドロキシアパタイト (ナノ) は、歯磨き粉では最大 29.5%、マウスウォッシュでは最大 10% の濃度であれば安全であると考えています。
EU安全ゲートにおけるチオグリコール酸含有製品の不適合事例の報告
EUセーフティーゲートアラートによると、2025年3月に136バッチの不適合化粧品が報告され、その中で最も高い割合（30％）を占めたのは香水製品だった。 いくつかの国では、リリアル（BMHCA）を含む化粧品について警告が発令されました。 その他の不適合には、ニトリロ三酢酸三ナトリウム塩、微生物、シトラール、プロピオン酸クロベタゾール、水銀、チオグリコール酸、過酸化水素などを含む製品が関係していました。
EU SCCSがベンゾフェノン-2およびベンゾフェノン-に関する予備的意見を発表5
2025年4月22日、EU消費者安全科学委員会（SCCS）は、ベンゾフェノン-2およびベンゾフェノン-5に関する予備的意見（SCCS/1679/25）を発表しました。 パブリックコメント期間は2025年6月17日まで行われます。
ベンゾフェノン-2に関しては、SCCSは遺伝毒性の可能性に関する懸念を排除することができなかったため、その安全性について結論を出すことができませんでした。
ベンゾフェノン-5については、SCCSは、日焼け止め、フェイスクリーム、ハンドクリーム、口紅、日焼け止めスプレー、ポンプスプレーのUVフィルターとして、単独または組み合わせで最大濃度5%で使用する場合（ベンゾフェノン-4の総暴露量を基準として）は安全であるとみなしています。