北米における化粧品規制の最新情報（5月）

北米における化粧品規制の最新情報（5月）

米国カリフォルニア州、候補化学物質リストに12種類の酸・アルカリ物質を追加することを提案
2025 年 4 月 24 日、カリフォルニア州毒性物質管理局 (DTSC) は、候補化学物質リストに 12 種類の酸およびアルカリ物質を追加することを提案しました。 これらの化学物質はパーソナルケア製品や洗浄製品に広く使用されています。 DTSC は、これらの物質は皮膚の火傷、眼の損傷、呼吸器の炎症を引き起こす可能性があり、一部の物質は生殖毒性や発達毒性を持つ可能性があると指摘しました。 子供、美容・ヘアケアの専門家、清掃員などの敏感な人々は、より高い曝露リスクに直面します。 パブリックコメント期間は終了しました。

カナダ、化粧品成分ホットリストの改訂を提案
2025 年 5 月 14 日、カナダ保健省は化粧品成分ホットリストの改訂案を発表し、3 つの成分を追加し、他の 4 つの成分の要件を改訂する予定です。

米国FDA、化粧品83バッチの輸入を拒否
2025年4月、米国食品医薬品局（FDA）は14カ国からの化粧品83バッチの輸入を拒否した。

拒否数が最も多かった国は中国本土（17）、ポルトガル（12）、カナダとインドが同数で3位（9）だった。 スキンケア製品が最も高い割合を占め、次いでカラー化粧品、ヘアケア製品となった。 拒否の主な理由としては、新薬申請要件の不遵守、着色料、ラベルの問題などが挙げられます。

拒否対象製品については、責任者がコンプライアンスを実証できなかったり、是正計画を提示できなかったりすると、FDA は最終通知を発行し、製品の再輸出または破棄を命じることになります。